サッポロ黒ラベル135ml缶が販売終了へ 閉鎖する栃木県の那須工場で最終出荷
下野新聞
2025年1月27日
3月末での閉鎖が決まっている栃木県那須町高久甲のサッポロビール那須工場は23日、商品の最終出荷を行った。
那須工場は2007年10月から本格稼働し、「黒ラベル」などの小容量の缶ビールや、限定ビールのたる製品を中心に製造してきた。24年4月、経営資源の集中を理由に閉鎖することを発表した。
この日は従業員ら約25人が見守る中、135mlの黒ラベル2028ケースがトラックに積み込まれた。トラックが出発すると従業員は手を振り、最後の出荷を見届けた。
今回出荷した135mlの黒ラベルは、工場閉鎖に伴い終売が決まっている。
大西宏工場長(54)は「感慨深いものがある。地元の人たちに支えられて操業を続けてこられたので感謝したい」と話した。
閉鎖後は菓子メーカー大手のブルボン(新潟県柏崎市)が建物などを取得し、グループ会社のエチゴビールなどの生産拠点として活用する。
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