華やか 平安絵巻 日光・湯西川温泉 平家大祭、90人練り歩く
下野新聞
2017年6月5日
平家落人の里として知られる日光市湯西川温泉で4日、平家大祭のハイライトとなる「平家絵巻行列」が行われた。新緑の中、勇壮な武具を身に着けた武将役や華やかな着物姿の姫役ら約90人が温泉街をみやびやかに練り歩き、県内外からの観光客らを魅了した。
平家大祭は壇ノ浦の戦いから800年の節目と観光施設「平家の里」の完成を記念して1985年に始まり、今回で33回目。関係者らも集まり湯殿山神社で出陣式を行った後、行列がスタートした。
平清盛(たいらのきよもり)役を斎藤文夫(さいとうふみお)市長が、清盛の父の忠盛(ただもり)役を田村耕作(たむらこうさく)市議会議長が務めたほか、一般応募の女性約40人が侍女役で参加。湯西川小・中学校の児童生徒約20人も稚児役や白拍子役などで加わった。沿道に観光客らが詰め掛ける中、平家の里までの約1・2キロを進んだ。
両親と訪れた日光市藤原、鬼怒川小6年斉藤(さいとう)さくらさん(11)は「いろいろな人が昔の格好をして、平家のことを伝えていてすごいと思った。来年はぜひ参加したい」と話していた。
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