本格的な佐野ラーメンを家庭で作れる 麺は青竹打ち、スープは素材から…「食育キット」発売
栃木県佐野市への移住促進やラーメン店事業の支援などを目指して開設した「佐野らーめん予備校」は、本格的な佐野ラーメンを家庭で作れる「佐野らーめん食育キット」の販売を開始した。
佐野らーめん予備校で2021年10月に親子佐野ラーメン作り体験を実施した際、子どもたちから大好評だった。それを受け、同校の若田部賢代表の「家でも本格的なラーメン作りを体験してもらい、もっと佐野ラーメンを知ってほしい」という思いでキットが誕生した。
キットには、子どもでも使いやすいミニサイズの「青竹」や、スープの素材となるげんこつ、鶏がらなどが入っている。麺は粉からこね、青竹打ちで作る。
スープの素材なども市内のラーメン店が使用しているもの、もしくはそれに近いものをそろえ、プロの味が家庭の鍋で体験できる。
作り方やラーメンの起源や広まった歴史などを記載した「佐野らーめんワークブック」も同封。伝統的な麺打ちの技法の伝承や普及に力を入れる、新横浜ラーメン博物館の監修も受けて作成した。
キットは5500円(税込み)。チラシに記載されたQRコードから公式オンラインショッピングサイトで購入できる。11日からは佐野らーめん予備校卒業生の市内7店舗と、新横浜ラーメン博物館での取り扱いも始まった。
若田部代表は「佐野ラーメンはこれまでの既存店の信頼の上に成り立っている。キットなどを通じて、今後も青竹打ちの伝統を後世に継承していきたい」と語った。
⇒人気ご当地ラーメン「佐野らーめん」に新風 “予備校”で学んだ卒業生の出店続々
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