映画「刀剣乱舞」パネル展が盛況 ロケ地の栃木県立博物館で、人気声優の音声ガイドも

下野新聞
2023年5月4日

刀剣を擬人化した人気オンラインゲーム「刀剣乱舞」を実写化した「映画刀剣乱舞-黎明-」のパネル展が、ロケ地の栃木県立博物館(宇都宮市睦町)で開かれている。同館所蔵の刀剣も公開され、連日、多くのファンが足を運んでいる。栃木県出身の人気声優による音声ガイドの公開も始まり、さまざまなファンの目と耳を楽しませている。パネル展は7日まで。

映画は平安時代の京都と現代の東京を舞台に、歴史の改変を食い止めようと「刀剣男士」が立ち向かうというストーリー。県内では同館のほか、栃木市や足利市でも撮影が行われた。

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3月31日の公開に合わせ、出演俳優のサインや、撮影風景の写真、台本などを展示。県内外からファンたちが“聖地巡礼”に訪れ、中には着物で来館したり、展示に感謝を述べたりする人もいるという。

同館で所蔵する県内出身の刀工による作品も公開している。作品に登場する刀ではないが、同館人文課の飯塚真史課長は「栃木県にも素晴らしい刀工がいると知ってもらうきっかけになってほしい」と話す。

4月25日からは、栃木県出身声優による音声ガイドが公開された。館内で配布、掲示されているQRコードを読み取ることで、音声を楽しめる。

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アニメ「スラムダンク」の流川楓役などで知られる緑川光さんは、常設展示や栃木県の文化資源に加え、「刀剣乱舞」に登場する栃木県ゆかりの刀剣の解説などを担当した。

「栃木弁」バージョンの音声ガイドも作成。アニメ「ハートキャッチプリキュア!」の来海えりか/キュアマリンなどを演じた水沢史絵さんが収録した。同館教育広報課の中村智治課長は「大人気声優のガイドを楽しみながら展示を見てほしい」と期待を寄せた。

無料。常設展は一般260円、高校・大学生120円、中学生以下無料。午前9時半~午後5時。月曜休館。