交通と生活、変遷たどる 道に関わる写真展示 茨城県立歴史館企画展 

茨城新聞
2022年12月24日

近代以降の産業と暮らしの変遷をたどる企画展「茨城のみち-写真からみる交通の発達と県民のくらし-」が、水戸市緑町の県立歴史館で開かれている。同館所蔵の「広報広聴課写真資料」と、県制作の「県政記録映画」から厳選した150点が主な展示品。トンネルや橋、常磐自動車道に関わる写真や公文書を示しながら、産業基盤の整備、開発に伴い変遷していく県民生活を紹介している。

水戸駅での集団就職や葉タバコ栽培、帆引き船、麦踏みなど、1960年代の一般市民の暮らしぶりに密着した写真の前で、来場者は「なつかしい」「知らなかった」などと話し、なつかしそうに眺めていた。

展示以外にも、県政の記録を上映するミニ映画館や、公文書資料などの閲覧体験ができる「出張閲覧室」などを設け、「昭和の雰囲気」を楽しむ工夫が凝らされている。視覚障害者が指先で触れることで鑑賞できる「ユニバーサル・ミュージアム」も会場中央に開設した。

同館主任学芸員の林圭史さんは、「道の発達は産業の発達と連動している。便利になった一方、環境問題など新しい社会問題が生まれた変遷を、写真や資料から感じ取ってほしい」と話している。

2023年1月29日まで。午前9時半から午後5時。月曜日休館。