日本の造形美 再発見 県立館林美術館 土偶から歴史たどる
上毛新聞
2016年7月21日
ㅤ日本の伝統的な造形表現にスポットを当てた企画展「再発見!ニッポンの立体」が16日、館林市日向町の県立館林美術館で始まった。日本固有の美意識を探る内容で、古代から現代までの立体造形約160点を展示している。9月19日まで。
ㅤ縄文時代に作られた土偶をはじめ、仏像、えびす像などが並ぶ。本物そっくりのエビの置物や若者に人気のフィギュア、上州名物の「高崎だるま」も展示している。
ㅤ企画展は、古代から現代までの立体造形を「西洋との出会い」や「飾る立体」など六つのテーマに分けて紹介。明治維新後に西洋美術の影響を受けながらも、精巧さ、緻密さを備えた日本古来の造形文化を紹介している。
ㅤ家族3人と来館した市内の男性(43)は「細かい部分まで精巧に作られているので驚かされる」と話していた。
ㅤ休館日は月曜(8月15日、9月19日は開館)。問い合わせは同館(電話0276・72・8188)へ。
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