地域活性化へ グリスロ出発 日光、11月30日まで運行
下野新聞
2022年4月28日
日光市の神橋西側エリアの活性化に向け、市と東武バス日光は27日、電動車「グリーンスローモビリティ」(グリスロ)の運行を開始した。運行期間は11月30日まで。
環境負荷が少なく小回りが利くグリスロを活用することで、世界遺産「日光の社寺」と同エリアに点在する観光名所を結び、観光客の回遊性向上や滞在時間の延長などを図る。
導入した車両は定員21人で、最高時速は19キロ。日光山輪王寺を出発し、憾満ヶ淵(かんまんがふち)や日光田母沢御用邸記念公園など12カ所に停留所がある。1日8本運行し、1周約30分で巡る。運賃は1回150円(小学生80円)。
この日は、同寺駐車場で出発式が行われ、地元関係者らが出席しテープカットを行った。大型連休を前に、粉川昭一(こなかわしょういち)市長は「多くの観光客の皆さまに活用して頂いて、日光市を満喫してほしい」と話した。
その後、午前9時40分発の第1便が観光客らを乗せ出発した。