毛糸使い親子が創作 県北芸術祭プレ企画 常陸大宮
茨城新聞
2015年12月7日
県北6市町を舞台に来年秋開催の県北芸術祭のプレ企画として、毛糸を使った創作活動や、夢の街づくりを考えるワークショップが6日、常陸大宮市中富町の市文化センターで開かれ、親子連れなど約50人が気軽に芸術に触れる楽しさを味わった。
講師は、同祭に参加予定の作家で、地域住民と一緒に作品を作り上げる活動を続ける力石咲さんと北沢潤さんが務めた。
力石さんのワークショップは家庭などで余った毛糸やニットの切れ端などを使用。参加者は自由に切ったり、丸めたり、テープで貼ったりしながら、個性豊かな色とりどりの人形や帽子、マフラーなどを完成させた。
北沢さんは、参加者に自分の街に必要な施設とそれぞれの夢を複数提案してもらった上で、その言葉を自由に組み合わせる方式で「マイタウン」を創造する〝遊び〟を紹介した。
3人の子どもとともに参加した同市盛金の木村由美子さん(34)は「図工的なことを思う存分できた。気軽に芸術を味わえた」と笑顔を見せた。
同祭は、県と県北6市町などで構成する実行委員会(会長・橋本昌知事)が主催して来年秋に開かれる。国内外の作家が6市町の自然や歴史的建造物、廃校などを活用して芸術活動を繰り広げる。
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