収蔵品集約し開館 原美術館ARC 渋川

上毛新聞
2021年4月26日

 現代美術作品を中心に展示する「原美術館ARC」(渋川市金井)が24日、開館する。前身の「ハラミュージアムアーク」を運営していた財団が、系列の都内の原美術館を閉館して収蔵品を集約、拠点も移した。23日は内覧会が開かれ、絵画や造形、映像など計約60点を披露した=写真

 原美術館ARCとして初めてとなる企画展は「虹をかける:原美術館/原六郎コレクション」。原美術館で収蔵していた奈良美智さんやアンディ・ウォーホルさんらの作品が並ぶ。青野和子館長は「集約した収蔵品を、親しみをもって受け入れてほしい」と話した。

 午前9時半~午後4時半。木曜休館。一般1100円、高校・大学生700円、小中学生500円。若い世代に現代美術に触れてもらおうと県内在住の小中学生は土曜(夏休みなど長期休暇時を除く)を無料とする。

 問い合わせは同館(電話0279-24-6585)へ。(北沢彩)