霞ケ浦湖畔彩る光のアーチ 「水郷桜イルミネーション」始まる 土浦
茨城新聞
2020年12月22日
霞ケ浦湖畔を彩る「水郷桜イルミネーション」が21日、土浦市大岩田の霞ケ浦総合公園で始まった。11月28日の開始予定が外出自粛要請と重なり、点灯を延期していた。
つくば市から家族3人で訪れた男性は「外出を控えており、久々の遠出。娘が楽しんでいて良かった」と喜ぶ。長女(5)は光のアーチをくぐり「お姫さまになったみたい」と笑顔だった。
小学4年の長女と来た土浦市の30代女性は「毎年来ていて、楽しみにしていた」と待ちわびていた一方で、「感染が怖い。子どもにはあまり他の子と遊ばないよう、もう少し我慢してもらう」と申し訳なさそうだった。
土浦市の男性(77)は、埼玉県に住む孫に「高校受験を控える大事な時期。感染したらいけない」と帰省を控えるよう促した。「コロナが収まったら、来てくれたらいい」と寂しげな顔を見せた。
事務局の市産業文化事業団は、混雑が予想される土日祝日に警備員を2人配置し、来場者にマスク着用や密接回避を呼び掛ける。担当者は「まずは点灯できて良かった。感染拡大の動向や、行政の要請に沿う形で開催したい」と話した。
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