1000本限定、吟醸生搾り酒「水戸天狗党」発売

茨城新聞
2020年12月12日

県内の酒店主らでつくる「一心会」は11日、吟醸生搾り酒「水戸天狗党」を発売した。水戸の名を高めようと、1999年から毎冬千本限定で発売。県産の酒造好適米「美山錦」を使用した吟醸酒で、明利酒類(水戸市元吉田町)が同社発祥の酵母を使い醸造している。

アルコール度数は16度とやや高めだが、口当たりが良く、華やかな香りが女性にも好まれ、人気を集めている。大洗や城里、大子など県内約10の酒販店で取り扱っている。

同会事務局を務める水戸酒類販売(水戸市根本)の加藤正蔵さんは「酒店の生き残りを図ろうと取り組んだのが始まりだが、店主の高齢化により廃業した仲間もいる。今年は新型コロナウイルス感染拡大で大変な1年だったが、年に1度の限定販売のお酒。自宅でゆっくり味わってほしい」と話す。

価格は1.8リットル入り瓶2840円(税込み)。問い合わせは一心会事務局の加藤さん(電)090(1540)7876