駅前に新拠点開設 佐野市「クリケットのまちづくり」
下野新聞
2020年7月10日
【佐野】クリケットを活用したまちづくりを目指す市の新たな拠点となる「クリケットチャレンジハウス」が9日、佐野駅前にオープンした。カフェや地元特産などを集めたセレクトショップを備え、市の担当者は「市民とクリケッターの新たなコミュニティースポット」とPRしている。
市が2016年度にスタートした地方創生事業「佐野クリケットチャレンジ」の一環。同駅前の市有地約80平方メートルに、ウッドデッキを囲む形で2棟のユニットハウスで構成されている。開設期間は来年3月までで、総事業費は約2千万円。
クリケットカフェはランチメニューなどに加えアルコール類も提供(15日から)。セレクトショップではクリケット関連商品や佐野発の新商品、土産品などを販売する。店長にはプロ野球から転向し、クリケット日本代表強化選手団に選ばれた山本武白志(やまもとむさし)さんが就任した。
9日朝にはオープニングセレモニーが行われ、岡部正英(おかべまさひで)市長は「この施設は市を訪れるクリケット関係者に市中心部にお越しいただくための一つの仕掛け。乗降客や地元住民の交流の場としても期待している」とあいさつした。
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