ただ巻き、即アワセ 鹿島沖、マダイの季節 コロナ終息後の準備を
釣りには最高の季節を迎えたが、新型コロナウイルスの影響で仕事や日常生活上、我慢、外出自粛の日々が続く。そこで今回は5月によく釣れる、スーパーライトジギングで狙うマダイの話をして気を紛らせ、コロナ禍(か)終息後の釣行に希望をつなごう。
鹿島沖では5月になると400~800グラムとサイズは小さいが数がよく釣れる。マダイは本来、一つテンヤでのエビを使った釣りで狙うのだが、この時期イワシを食べていることも多いのでサイズの小さいメタルジグを使ったマイクロジギングでのマダイゲームでも釣ることがでる。
釣り竿(ざお)は2メートル45センチ、固めの一つテンヤ竿、小型スピニングリールにPEライン0・8号、ハリスは3号、メタルジグは30~50グラムで狙える。
ポイントは水深約30~40メートル、魚の群れは底から少し上にいる状態が多い。
マダイのジギングゲームは普通のジギングと違い、竿をあおってジグを動かすのではなく、基本的にはただ巻きでスピードを調整しながら巻いて誘っていく。アタリがでたら即アワセというスタイルが一般的。
底付近をメタルジグで横に巻いてくるイメージで、ある程度巻いてきたら、再度底を取り直して巻くというのを繰り返す釣りになる。ガツンとひったくるようなアタリが竿先から来ることが多く、アタリがあれば即アワセしてもらえれば大丈夫。
マダイ引きは独特で底にたたくような引きをする。ただこのときが一番バレやすいので竿をできるだけ水平より下に固定し、やりとりするのがいいだろう。
スーパーライトジギングではマダイの他にもホウボウや根魚など多種多様な魚が釣れるので楽しみは尽きない。一つテンヤの延長で手軽に楽しめ、なおかつメタルジグをただ巻きで誘う簡単な釣りなので、誰でも簡単にできる。
一つテンヤで餌に反応がないとき、メタルジグを投げるとこれだけにしか反応しない場合が多いので、最近釣り人の多くは一つテンヤの道具にメタルジグを一つは忍ばせている。
スーパーライトジギングの釣りは年中狙えて、季節によって釣れる魚が変わるのでぜひ試してほしい。今の事態が終息したら、いつでも行けるように準備しておくのも釣りの楽しみの一部だ。
(キャスティング鹿島神栖店・篠塚弘之)
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