桜川・真壁のひなまつり 華やか人形飾り
茨城新聞
2020年2月5日
「真壁のひなまつり 和の風第十八章」が4日、桜川市真壁地区で開幕した。伝統の街並みの約170店に飾られた多彩なひな人形を楽しもうと、初日から多くの観光客が訪れた。
潮田家住宅(同市真壁町真壁)=登録有形文化財=の見世蔵には、江戸末期、明治、大正、昭和初期のひな人形約70個が飾られた。1910(明治43)年に建てられた見世蔵は、2011年3月の東日本大震災で屋根瓦や壁に大きな被害を受け、修復には約5年を要したという。
約10年前から毎年訪れているという千葉県野田市の青木さち子さん(58)は、潮田家のひな人形に見入りながら「古いひな人形は、ここに来なければなかなか見られるものではない。街の雰囲気も良い」と感想を話した。同家で接客した潮田美代子さん(85)は「このおまつりも18年目。何回も来てくださると聞くと、とてもうれしい。私も元気で頑張らなければ」と笑顔を見せた。
会期は3月3日まで。問い合わせは同実行委(電)0296(23)8200。
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