ハナショウブ 花嫁祝福 潮来、あやめまつり開幕

茨城新聞
2018年5月27日

潮来市の初夏の風物詩として知られる「水郷潮来あやめまつり」が26日、同市あやめの水郷潮来あやめ園で開幕した。今年は好天に恵まれたため、ハナショウブの生育状況は例年よりも早く、すでに四分咲き。紫や白、黄色のハナショウブが会場を彩る中、名物の嫁入り舟が運航された。

開会式で、原浩道市長は、「先人たちが築きあげてきた、この素晴らしい祭りに、国際観光都市を目指した新たな色を加え、よりよいあやめまつりにしていきたい」とあいさつ。その後、今年の第1号の嫁入り舟として、田崎直美さん(25)があやめ園内を歩いてろ舟に乗り、夫の佑磨さん(25)が待つ船着き場へ向かった。会場を訪れた観光客は、口々に「おめでとう」と花嫁を祝福していた。

あやめまつりは6月24日まで。嫁入り舟の運航は水、土、日曜日で、計29人の花嫁が乗船する予定。期間中、近くの水郷旧家磯山邸では、昭和の時代の花嫁衣装を展示しているほか、土日限定でゆかたレンタルも行う。

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