「恵水」栽培講習会 生産技術学ぶ 笠間
茨城新聞
2017年10月26日
県オリジナル品種のナシ「恵水」の普及を目指し、笠間市の県農業総合センター園芸研究所で25日、講習会が開かれ、生産者が栽培方法や貯蔵技術を学び、味を確認した。
大玉で甘く、日持ちできるとして、昨年度初めて市場出荷された。今季の出荷販売者数は前年比31人増の55人、出荷量は約2・5トン増の約4トンに増えた。講習会には生産者や県立農業大学校の学生らが参加。担当者が適した剪定(せんてい)方法や収穫時期、貯蔵温度などの研究成果を示した。
9月下旬に収穫し、冷蔵保存した恵水を食べた参加者は「甘い」「おいしい」と評価。県梨組合連合会の岡野孝雄会長は「糖度が高く、長期間貯蔵できる期待の品種。栽培を広げたい」と話した。
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