勇ましい甲冑姿や火縄銃演武に歓声 坂東で古城まつり

茨城新聞
2017年10月9日

坂東市の「ふる里さしま古城まつり」(市観光協会主催)が8日、同市逆井の逆井城跡公園で開かれ、火縄銃演武や勇ましい鎧甲(よろいかぶと)に身を包んだ市民による出陣式などが繰り広げられた。会場には多くの家族連れらが詰め掛け、戦国絵巻さながらの雰囲気を楽しんだ。

同公園は戦国時代築城の「逆井城」を復元した建物がシンボルで、まつりは今年で28回目。

火縄銃演武では、川越藩火縄銃鉄砲隊保存会(埼玉県川越市)のメンバー10人が甲冑(かっちゅう)姿で登場。指揮者の「火ぶたを切れ、放て」の掛け声に合わせ、空砲を次々と放った。大きな射撃音が響くと、見物客からは「おおっ」「すごい」と歓声が上がった。出陣式後の武者行列では、かつて逆井城主だった北条氏繁役を務めたJA茨城むつみ猿島地区常任理事の林淳一さんをはじめ、家臣役の市民が会場を闊歩(かっぽ)した。 

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