色彩豊か幻想的な世界観 鹿嶋出身・犬塚さん 地元で初個展 29日まで 茨城

茨城新聞
2026年3月27日

茨城県鹿嶋市出身のアーティスト、犬塚理緒さん(19)の初個展が同市宮中の高正U&Iセンターホール(鹿嶋勤労文化会館)で開かれている。約80点の出品作は絵画が中心。黒や茶のエスニックなタッチや、色鮮やかで幻想的な世界観の表現など、多彩な作風を楽しめる。同展は29日まで。

犬塚さんは中高生時代から県展に作品を出品し計5回入選。県内外のコンテストでも入賞を重ね、昨年3月には高知県香南市で開かれた「未来の絵金コンテスト特別編」で最優秀に選ばれたほか、11月には同県土浦市展の洋画部門で奨励賞を受賞した。

土浦市展の受賞作「闇が光を創るから」は、木の板をキャンバスにした作品。大小無数の顔や愛らしいキャラクターの間を、海外の伝統文様を思わせる細かな模様が埋め、ニスの色味と相まって独特の風合いが漂う。

好んで描くという龍をモチーフにした作品ではカラフルな世界も表現。赤や紫、緑で描いた龍の体の周囲に、発光しているかのような彩色を施している。

会場には段ボールで作った立体作品も展示した。犬塚さんは「描きためた作品を見てもらう機会をつくりたかった。多くの人に来てもらえれば」と話している。午前9時~午後5時。無料。