「頭文字D」の聖地をPR 群馬県が推進協を立ち上げ インバウンド「誘客の起爆剤」に

漫画やアニメといったコンテンツをインバウンド(訪日客)の誘客につなげようと、群馬県は関係市町村や観光団体と連携する推進協議会を立ち上げた。第1弾として県内に作品の舞台が多いカーレース漫画「頭文字(イニシャル)D」に着目し、群馬を同作の「聖地」として発信する。海外の熱烈なファンを呼び込み、県内観光の活性化を目指す。
県内には、榛名山や赤城山、碓氷峠といった同作の舞台が点在している。これまでも作品にちなんだイベントなどが開かれてきたが、市や町単位での取り組みが中心だった。協議会が中心となって県内の舞台を一体で発信することで、周遊するインバウンドを増やす。
新たに立ち上げたのは 「コンテンツを活用したインバウンド誘客促進事業推進協議会」で、昨年6月に発足した。県に加えて前橋、渋川、富岡、安中、下仁田の5市町と観光団体など計13団体で構成する。
県は昨年、米国で開かれた日本のポップカルチャーの祭典「アニメエキスポ」や国内の自動車イベントに出展し、「頭文字D」の聖地であることをPR。どのようなグッズやツアーがあればファンから喜ばれるかアンケートした。昨年8月には外国人を招いたモニターツアーも実施しており、こうした取り組みをベースに新年度の県当初予算案に新たな誘客促進策を盛り込む。
県は2027年に県内で宿泊するインバウンドを延べ60万人とする目標を掲げている。24年の実績は43万人余りで、大幅な引き上げが必要となる。観光リトリート推進課は「海外でも人気の高い『頭文字D』を誘客の起爆剤にしたい」としている。
発行元の講談社はこうした取り組みを歓迎している。「ファンの方々が作品の舞台を愛してくれるように、舞台や周辺に住む方々にも作品を手に取ってほしい。ファンと地域の『相思相愛』のために可能な限り協力していきたい」としている。
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