ザスパ群馬のＪリーグ加盟20年記念ビールを製造　群馬・桐生市の工房「クラフトエールチギラ」　量産・販路拡大へクラウドファンディング

群馬県桐生市の地ビール工房・クラフトエールチギラは、サッカーJ3ザスパ群馬のJリーグ加盟20周年の記念ビール「ザスパイエール」を製造した。試合を観戦しながら乾杯できる軽やかな飲み心地が特長。量産や販路拡大に向け、クラウドファンディング（CF）も進めている。

ビールの開発は 、昨年7月に工房を設立した千明昌行代表（57）と、ザスパ群馬の元選手でクラブアンバサダーの清水慶記さん（39）が共同で取り組んだ。観戦中や試合後といった味わう場面を想定し、飲みやすさやチームの勝利をイメージする色合いなどを共有。ビールは輝く金色とし、フルーティーで華やかな香りに仕上げた。アルコール度数は4.5％と通常よりも抑えた。

商品名はサポーターが使う乾杯の掛け声「ザスパイ」と応援の「エール」を掛け合わせて付けた。価格は700円程度（330ミリリットル）で、来季からホーム戦などで販売する。

千明代表は「地域を盛り上げたい思いに共感した。今回を第1弾に『人生を変える一杯』を作っていきたい」と話した。清水さんは「サッカーとビールを愛する人たちに飲んでもらい、相乗効果で盛り上がってほしい」と期待した。

CFの資金は記念ビールの製造や缶詰機の設備導入の費用に充てる。返礼品は記念ビールの他、レジェンド選手直筆サイン入りTシャツといった限定グッズなど。CFサイト「キャンプファイヤー」（https://camp-fire.jp/projects/875376/view）で11月末まで募集している。問い合わせはクラフトエールチギラ（☎0277-74-0077）へ。