仏都市との交流紹介 群馬・富岡市 友好協定10周年で催し 30日まで製糸場で展示やグルメ

上毛新聞
2025年11月10日

群馬県富岡市と仏ブール・ド・ペアージュ市との友好都市協定10周年を記念した「フランスウィーク」が30日まで、富岡市の富岡製糸場で開かれている。ブール・ド・ペアージュ市出身で製糸場建設を指導したポール・ブリュナが使ったとされる応接セットなどを展示し、絹を通じた日仏交流の歴史を伝える。

ブリュナの応接セットは富岡市では初公開。仏由来の品種で今年から同市で養蚕が始まった蚕種「セヴェンヌ」の繭や生糸、ブール・ド・ペアージュ市で創業したフェルト帽メーカー「モッサン」の各年代の広告も紹介している。

会場にはカフェブースが設けられ、大和屋(高崎市)が今回のために手がけたコーヒー「富岡フレンチブレンド」を提供する。22、23の両日は「フレンチ・マルシェ」と題し、中庭で富岡クレープやワインが提供される他、コンサートが催される。

富岡市民以外は製糸場の入場料が必要。問い合わせは市富岡製糸場課(☎0274-64-0005)へ。