アクセサリー、絵画…6作家が「夢と幻想」テーマに多彩な表現 大川美術館(群馬・桐生市)で企画展 

上毛新聞
2025年11月7日

地元にゆかりある作家の作品を紹介する大川美術館(群馬県桐生市)の企画展「桐生のアーティスト2025」が12月14日まで、同館で開かれている。5回目の今回は、「夢と幻想」をテーマに、6人のアクセサリーや絵画、映像、テキスタイルといった多彩な作品を展示する。

アクセサリー作家の御子貝(みこがい)仁美さんはコロナ禍を機に、 ただ美しいものではなく、見る人の心を癒やせる作品を作りたいと考えるようになったという。「季節ごとに姿を変え、力強く咲く植物の美しさに癒やしを感じ、作品にも多く取り入れている」。コンテストで受賞したブローチやネックレスなど27点を出品。「1粒1.5ミリのビーズから始まるファンタジーな世界を楽しんでほしい」と呼びかける。

絹を絞り染めや型染めの技法で染色し、立体造形やインスタレーション作品へと展開させる寺村サチコさん。見る人が作品の置かれた空間の中で眠っていた感情や心の奥の記憶に触れられるようにと、館内の階段部分の吹き抜けを利用して「地上と地下の花」「蜜の夢」といった作品を飾った。

問い合わせは同館(☎0277-46-3300)へ。