《釣り》複数ルアー 使い分けを 管理釣り場でバス釣り 朝一番と日暮れ狙い目 茨城

茨城新聞
2025年11月7日

ようやく秋らしくなってきた。ベストシーズンを迎え、釣れる魚の種類も増えた。今回紹介するブラックバスもその一つ。茨城県では霞ケ浦がバスフィッシングの名所として知られるが、今回は必ず釣れる管理釣り場での楽しみ方をお送りしたい。

水戸市周辺では市内をはじめ、隣接する同県笠間市にも管理釣り場があり、それぞれ特徴がある。今回訪れた管理釣り場は、ブラックバスとエリアトラウトの池がそれぞれ分かれていた。ブラックバス池は三つあり、木が沈んでいたり、草が生えていたり、コンクリートが沈んでいたりして、それぞれ異なる状況となっている。

狙うのは、流れ込みや木の陰、水中の駆け上がりなど変化がある場所。さらに今の時期は、朝一番と日が暮れかけてからの時間帯が好釣果を期待できる。

ルアーは細かく多様な動きで人気のイモムシ形

バス狙いでは小さめのルアーを用意しておくのが基本。メタルとソフトに分かれ、ワーム、スピナーベイト、小魚を模したクランクベイト、動きの異なるジャッドなど20種類以上あるが、試しながら徐々にそろえ、できれば複数のカラーを用意すると頼りになる。水の濁り具合や時間帯によってルアーを使い分けてみよう。

さて、私は3時間券を買って開始。用意したのは1.8メートルのルアーざおとベイトリール。これにフロロカーボンの14ポンドを巻いた。ルアーはワームとミノーを状況に応じて使い分けた。

まずは3号池からスタート。3投目ですぐにブラックバスが釣れる。他の池に移っても釣れ続け、開始1時間で10匹の好釣果だ。

ここからはもっと良いサイズを、と欲が出てワームを大きいものに変更。そしていいサイズのブラックバスがヒット!「これは良型だ。絶対に釣るぞ」と意気込み、草木の中に入られそうになりながら慎重にやりとりした末に釣り上げたのは42センチ。このクラスになると引きも強く、十分楽しめるはず。狙っていただけに思わずほくそ笑んだ。

釣り場状況が変われば、タックルや釣り方も変わる=水戸市元石川町

その後も釣れ続け、3時間で25匹の釣果で終了となった。連続で釣れたり、投げ入れた瞬間に釣れたりして、管理釣り場ならではの楽しい体験を満喫した。

管理釣り場には必ず守るべきレギュレーションがある。例えば今回、全エリア返しのないバーブレスフックの使用が求められた。魚を傷つけないよう、陸の上に上げないことも重要だ。その他の詳しいルールは、事前に調べるか問い合わせよう。

11月からはエリアトラウトの池もオープン予定とのことで、そちらも楽しみだ。釣行ついでにキャスティング水戸店へお寄りいただければ、各地の情報提供やご相談に応じます。(キャスティング水戸店・中島和輝)