JR群馬総社駅(群馬・前橋市)でアートプロジェクト、障害者と駅利用者が共作 NPO法人麦わら屋の所属作家が参加

上毛新聞
2025年10月6日

障害者支援に取り組むNPO法人「麦わら屋」(群馬県前橋市高井町)の所属作家と、JR群馬総社駅(前橋市総社町植野)の利用者が作品を共同制作するアートプロジェクトが1日、群馬総社駅舎で始まった。11月15日まで駅舎掲示板に貼られている電車の絵に、皆で自由に 筆を重ねて作品を完成させる。障害を持った作家の社会活動を知ってもらい、駅を通じて人と地域をアートでつなぐ。

群馬総社駅西口開設構想を巡り、駅周辺の未来像を地元住民らと考えた市のワークショップ(WS)を機に始まった企画。

麦わら屋に所属する古市元寛さん(54)が、群馬総社駅を通る車両の下絵を描いた。初日は古市さんが筆を入れ、駅利用者らが次々に色を塗ったり、模様を描き込んだりした。古市さんは「たくさんの人に参加してもらえるといい」と話した。

制作経過はインスタグラム(gunmasoja_ekimachi_pj)で定期的に発信する。絵は26日、総社地区文化祭の会場で展示するほか、11月15日午前10時から完成イベントを開く。問い合わせは麦わら屋(☎027-226-1039)へ。