朝の光受け、晩秋の風景 神栖で写真展 14日まで 茨城

茨城新聞
2025年9月10日

「晩秋を楽しむ輝きと装い」をテーマとする茨城県神栖市の大上剛司さん(74)の写真展が、同市砂山の若松公民館で開かれている。同県桜川市の月山寺で撮影した秋の深まりを感じさせるえりすぐりの36枚が並ぶ。同展は14日まで。

いずれも11月下旬の午前7~9時ごろに撮影。早朝の光が夜露でぬれたもみじの葉や小石の敷き詰められた地面に差し込む光景を、時間の移り変わりとともに捉えた。葉脈の一本一本まで写した作品や、ししおどしからしずくが落ちる瞬間を切り取った作品もある。

撮影ではピントを合わせる位置に徹底的にこだわったという。「朝日の当たり具合によって、同じ場所から撮影しても見え方が全く異なる。光の輝きを楽しんでほしい」と来場を呼びかけた。午前10時から午後4時、月曜休館。