栃木県の山林に咲く“秋の訪れを告げる花” シュウカイドウ見頃「月末から最高の状態に」
下野新聞
2025年8月27日

厳しい残暑が続く中、秋の訪れを告げる花ともいわれる「シュウカイドウ」が栃木県那珂川町富山の山林で見頃を迎え、淡いピンクのかれんな花がハイカーらを楽しませている。
シュウカイドウはベゴニア属の多年草。現場の山林はイワウチワの群生地としても知られ、群生地に続く約1.2kmの林道で「富山舟戸いわうちわ保存会」が10年前からシュウカイドウを増やし始めた。
富山舟戸いわうちわ保存会によると、今年は例年並みの8月初旬に咲き始めた。23日はつぼみが目立っていたが、林道の一部では咲き誇る花もみられた。益子操会長(85)は「今後、色付きも良くなっていく。今月末から来月10日ぐらいが最高の状態だろう」と話した。
富山舟戸いわうちわ保存会は山林の維持管理費として、1人300円ほどの見学料の協力を呼びかけている。(問)那珂川町観光協会0287-92-5757。
⇒【画像】同じ山林で…淡いピンクの花を咲かせる「春の使者」イワウチワ
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