花鳥や風景題材 日本画58点並ぶ 新興美術院支部展 7日まで 茨城・水戸

茨城新聞
2025年7月3日

新興美術院茨城支部の第53回「茨城新興展」が、茨城県水戸市千波町のザ・ヒロサワ・シティ会館で開かれている。花鳥や風景など支部員ら20人の情緒豊かな日本画58点が並び、来場者の目を楽しませている。同展は7日まで。

東京で5月に行われた第74回「新興展」の出品作などを含め展示している。同院代表理事の飛澤龍神支部長(75)の「明日へ」は新興美術院賞受賞作で、同県土浦市立真鍋小の校庭に咲く桜の巨木と子どもの隊列が印象的。支部事務局長の富田四郎さん(74)の大作「鹿島の杜」は、修繕した鹿島神宮の拝殿を多彩な色使いで重厚に描いた。

テーマ自由の茨城新興展は出品者の力作ぞろい。飛澤支部長は「日本画は日本文化を代表するもの。たくさんの方に見に来てもらえればうれしい」と来場を呼びかける。会場ではチャリティー色紙展も同時開催されている。