飯沼栗使ったようかん 日立の和菓子店 「茨城誇る味」

茨城新聞
2025年6月9日

茨城県日立市十王町山部の老舗和菓子店「菓匠風月」は6月、一口サイズの栗蒸しようかん「万羊羹(まんようかん)飯沼MEIMEI」の販売を始めた。栗の風味が楽しめる人気のようかんを個包装にすることで、より手頃な価格で味わえる。

このようかんはは品質にこだわって生産された同県茨城町のブランド「飯沼栗」を、手に取りやすい形と金額で味わってもらおうと、常陸風月堂の藤田浩一社長が考案。材料は全て国産を使用し、生地作りや栗の皮むきなどは従業員が手作業で行っている。

4月末から5月上旬にかけて都内で行われたプレ販売での盛況を受け、正式に店頭に並べることを決定。包装は栗の形にデザインされており、パッケージにもこだわった。商品名には、小分けにすることで「MEIMEI(銘々)」が食べやすいようにという思いを込めた。今回は単品と3個入りをそれぞれ税込み702円、2160円で販売する。

藤田社長は「頑張った自分へのご褒美や、お世話になった人への手土産にぴったり。茨城が誇る栗の味を気軽に楽しんでほしい」と話している。