栃木県内に残る“幻の線路”をたどる トンネル、拱橋…終点までの道のりをガイドツアー

下野新聞
2025年4月19日

栃木県茂木町が観光資源として整備した未成線「長倉線」を歩く春のツアーが12日、真岡鉄道の茂木駅から終点となる河井の下野中川停車場跡までの約6kmで行われた。約10人の参加者は道中、映像などで歴史を学びながら幻の鉄路に思いをはせた。

ツアーは町が設立した「もてぎニューツーリズム」が主催し4年目。参加者らは滝田隆町商工観光課長をガイド役に茂木駅を出発し、「拱橋(きょうきょう)」と呼ばれる遺構などの説明を受けながら終点を目指した。

この日のために開放された大峯山トンネルでは壁面に歴史を伝える映像が流れ、参加者は真剣に見入っていた。

春のツアーは13日も行われ、紅葉などを楽しむ秋のツアーは10、11月に予定されている。

⇒長倉線の下野中川停車場跡に作られた“幻の駅”

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