富岡製糸場(群馬)の繰糸技術を動態模型で再現 斎藤さん(高崎市)が制作

上毛新聞
2025年2月27日

群馬県富岡市の富岡製糸場の繰糸技術を再現した小型の動態模型が5月末まで、同市の県立世界遺産センター(セカイト)で展示されている。制作者で発明愛好家の斎藤斎(ひとし)さん(75)=群馬県高崎市=は「製糸場に興味を持つきっかけになればうれしい」と話している。

模型は製糸場の世界遺産登録運動を盛り上げようと、斎藤さんが2011年に作った。今回、登録10周年に合わせてエンジンを追加。製糸場で使われた「ブリュナエンジン」の20分の1スケールで、実物が保存されている博物館明治村(愛知県)を訪れるなどして精巧に作り込んだ。

入場無料。問い合わせはセカイト(☎0274-67-7821)へ。