桐生信用金庫(群馬・桐生市)が新本店を開業 創立100周年、初代本店をイメージ
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桐生信用金庫(群馬県桐生市錦町)は10日、同所で建て替えを進めていた新本店を開業した。今年創立100周年を迎えるのに合わせて、初代本店の雰囲気や桐生らしさを採用しリニューアル。本部機能のある太田スクエア(太田市浜町)との2拠点体制で、両毛地域の経済発展に貢献する。
新本店は鉄骨2階建て、延べ床面積は1735平方メートル。外観は創業当時の本店をイメージしたれんが調で、関東大震災復興のシンボルだった不死鳥の風見鶏を設置。店内はロビーに桐生織で金を織り込んだ帯地「桐生金襴」をつり下げて展示している。
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店内ロービーに展示する桐生織で金を織り込んだ帯地「桐生金襴」
同店は境野支店(桐生市境野町)と土曜日も受け付ける相談特化型店舗「Kiricos(キリコス)桐生」(同市宮前町)を集約した。太陽光パネルと蓄電池を備え、年間のエネルギー消費量を25%以下に抑える同金庫初の店舗になる。
開店に先立ち、津久井真澄理事長は100年の歴史と新本店の役割を紹介。「休むことなく信金としての機能を発揮し、お客さまの課題を解決したい」とあいさつした。関係者ら約40人がテープカットで祝った後、来店客を出迎えた。
平日午前9時~午後3時(土曜は午後5時まで)。創業日の14日まで記念品の配布と市内飲食店の商品券などが当たる抽せん会を開く。