あの有名ソースメーカーと群馬の名物料理がコラボ 第2弾は「下仁田かつ丼のたれ」
群馬県館林市に開発製造拠点を置くソース製造大手のブルドックソース(東京都中央区、石垣幸俊社長)が、ソースを決め手とする群馬県内の名物料理とコラボした業務用商品に力を入れている。2023年に「桐生ソースカツ丼会」とソースを共同開発。今月20日には「下仁田かつ丼の会」の監修で第2弾を発売する。
「ブルドック桐生ソースかつ丼ソース」(1170グラム、オープン価格)は本醸造しょうゆの風味と昆布、カツオのうま味が効いた、だし感のある味わいが特徴。全国の弁当、小売り、飲食業者に販売した実績がある。
「ブルドック下仁田かつ丼のたれ」(1180グラム、同)は、下仁田町のかつ丼提供店の味を分析。データを基に意見を交わし、カツオと昆布のうま味を合わせた甘口のしょうゆだれに仕上げた。
同社の担当者は5日、下仁田町の下仁田かつ丼の会を表敬した。同会の市川進代表は「下仁田かつ丼の名が全国に広がるといい。ネギとこんにゃくに並ぶ知名度にしたい」と話した。
ソースはいずれも館林市で製造している。社員食堂やスーパーなどでこれらのソースを使うと、メニューや商品名に「桐生ソースかつ丼」「下仁田(たれ)かつ丼」の名称が使える。大小ののぼり旗や容器に貼るシールもあり、認知度向上と魅力発信につながる。同社担当者は「両製品を通して桐生、下仁田はもちろん群馬県全体を盛り上げたい」とした。