やよいひめ、甘くて大粒 「いちご団地」に新区画オープン 群馬・藤岡市

上毛新聞
2025年1月23日

群馬県藤岡市が生産者を募集している「いちご農園団地」の一画を借り、イチゴ農園「フルッティロッシ」が造成してきた第2圃(ほ)場が1月18日、同市森にオープンした。関係者がハウスなどを内覧した他、観光ツアーの参加者約50人がイチゴ狩りを楽しんだ。

市は特産イチゴ「やよいひめ」の担い手確保のため、道の駅ららん藤岡周辺で農園団地化を進めている。同農園は17アールのハウスで、やよいひめを中心に5種類約1万2千株を栽培し、自社ECサイトなどで販売する。同市のふるさと納税返礼品にも指定されている。

観光ツアーは同農園などが企画。参加した横浜市の小林好江さん(58)は「ぐんまちゃんのアニメでやよいひめを知った。大粒で甘くておいしい。もっと全国に広がるといい」と顔をほころばせた。

農園主の柴山和世さん(41)は「藤岡はやよいひめの生産が県内一。この農園団地から県内外に発信できれば」と意気込んだ。