《世界遺産》弥平旧宅の調査 「上段の間」公開 18日、登録3周年イベント
上毛新聞
2017年6月6日
世界文化遺産「富岡製糸場と絹産業遺産群」の構成資産の一つ、田島弥平旧宅(伊勢崎市境島村)周辺で18日、地元住民らでつくる実行委員会が登録3周年の記念フェスタを開く。市教委も同日、旧宅母屋1階「上段の間」の公開や敷地内の発掘調査の説明会を行う。
フェスタは旧境島小で地元野菜などの販売や芸能発表を行うほか、旧宅隣の大型養蚕家屋「桑麻館」と弥平考案の換気用やぐらが残る「進成館」を無料公開する。茶会も開く。
発掘調査は弥平が蚕の飼育法の実験を重ねた建物「香月楼」があった「別荘」「冷蔵庫跡」周辺を中心に5月に開始。地盤を固める際に利根川の砂利を入れたことが判明した。水はけを良くする工夫だった可能性があるとみている。当日は午前10時、同11時、午後1時に説明する。
問い合わせはフェスタが事務局(☎090・5302・6240)、説明会が市教委文化財保護課(☎0270・75・6672)へ。
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