規格外リンゴを風味豊かに ルイボス加えリンゴ茶に くすりのわかばやし(群馬・沼田市)開発
上毛新聞
2024年11月7日
漢方薬の販売や相談を行っている「明誠堂 くすりのわかばやし」(群馬県沼田市下久屋町)が、出荷基準に満たない規格外のリンゴを使ったリンゴ茶を販売している。植物「ルイボス」を加え、リンゴの風味が際立つよう改良した第2弾を開発。滋養強壮効果があるクコの実を同封し、見た目も楽しめるように工夫した。
リンゴ茶は、高温障害や病虫害の被害を受けたリンゴ農家を支援しようと、店主の若林幸恵さんが2022年、開発に着手した。飲んだ後にリンゴの風味が口に残るよう、ブレンドする材料や比率を研究しハトムギを採用。無添加、ノンカフェインで昨年10月に第1弾を販売し、今夏に完売し第2弾を売ることにした。
同市のリンゴは、実が赤く熟してから収穫する「樹上完熟」で甘みや香りを引き出しているのが特徴。市の特産品として人気を博しているが、色付きが良くないものや傷があるものは規格外として廃棄される。若林さんは「沼田のリンゴのおいしさを感じてほしい」と話している。
10袋入り1080円、2袋入り440円。10袋入りはクコの実付き。同店の店頭やインターネット販売の他、利根沼田地域の道の駅などで購入できる。問い合わせは同店(☎0278-24-4755)へ。