「パン工房 まな」が群馬・高崎市内で移転、オープン 「連日売り切れ」の小さなパン屋

上毛新聞
2024年10月23日

開業10年を迎えた「パン工房 まな」が、群馬県高崎市北原町から、同市保渡田町に移転した。新しい店も、地元の小麦粉などを使った焼きたてのパンを求める人で盛況だ。

店主の吉沢泰宏さん(44)は、10~20代を欧州で過ごした。帰国後にパン店で働き2014年に独立。妻の愛さんら家族で切り盛りしている。

移転オープンした「パン工房 まな」の吉沢さん(左)と妻の愛さん

小麦粉は群馬県産の「ゆめかおり」などを使い、生地作りに欠かせない酵母は自家培養している。野菜など他の食材も、できるだけ地元産を使う。

吉沢さんは「特別なことはしていない」と話すが、地域の食材で手間暇かけて焼いたパンは連日売り切れとなるくらい好評だ。

9月下旬、北原町にあった店から約4キロ離れた保渡田町に移転した。以前のテナントから自前の店舗になり、新しい環境で毎日約40種のパンを焼いている。

もちもちした食パン(1斤480円)のほか、上州牛と県産の豚肉、野菜を使った「窯焼きスパイシーカレー」(380円)も人気。「みそパン」(260円)は、近くの畑で採れた大豆でみそを手作りして使っている。

吉沢さんは「これからも変わらず、地域に根差した小さなパン屋であり続けたい」と話している。

パン工房 まな
▼住所
群馬県高崎市保渡田町2061-1
▼営業時間
午前10時~午後6時半(売り切れ次第終了)
▼定休日
日、月曜
▼インスタグラム
mana_pan2014