りんごの産地です 栃木県矢板市で収穫期「これまで以上に甘い」直売所、道の駅などで販売

下野新聞
2024年10月12日

リンゴの産地として知られる栃木県矢板市で、秋の味覚が収穫期を迎えている。わせに続く中生品種の秋映(あきばえ)、シナノスイートが色づき、各農家は一つ一つ丁寧にもぎり、袋詰め作業などを行っている。

市内18軒のリンゴ農家は樹上で完熟させるのが特徴。ことしは暑い日が続いた影響などで、わせ品種は例年より1週間から10日ほど収穫時期が早まったものの、中生に移り落ち着いてきたという。

12軒の観光リンゴ園が集中する長井地区で5haを栽培する加藤農園は濃い赤色の秋映などがたわわに実り、8日は約250kgを収穫した。

代表の加藤博樹さん(48)は「猛暑の影響で病害虫の管理に苦労したが、これまで以上に甘くなった」と口元を緩めた。

市内で収穫されたリンゴは各農家の直売所や道の駅やいたなどで販売される。

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