群馬県内サクラ特集 (2)

上毛新聞
2017年4月11日

大泉・城之内公園

大泉町の城之内公園内にあるソメイヨシノなど300本が満開となった。
1489年築城の小泉城の本丸、二の丸跡にある同園。お堀には散った花びらが花筏(いかだ)となって浮かんでいる=写真。9日までの「桜まつり」の期間中、園内のぼんぼりは午後10時まで点灯される。町は「花がまだ楽しめそうなので点灯の延長を検討している」という。近くの志部公園、いずみ緑道でもサクラが競うように咲き誇っている。(6日午後6時40分ごろ撮影)

 
伊勢崎・ラブリバーうぬき

伊勢崎市のラブリバー親水公園うぬきは、芝生広場や通路の周囲を120本のサクラが飾っている=写真。
市によると、オカメザクラはピークを過ぎたが、全体の8割を占めるコヒガンザクラはまだ楽しめそう。近くの広瀬川沿いに咲く菜の花との競演も目を引いている。
仲間や家族と訪れた人たちは「すごい」「きれいね」と声を上げながら、犬の散歩やベンチでの読書などそれぞれの時間を楽しんでいた。(7日午後1時半ごろ撮影)

 
みどり・ながめ公園

みどり市大間々町のながめ公園では、ソメイヨシノが咲き誇っている=写真。高津戸峡の眺めがいいと言われ、その名が付いた通り「ながめ」がよく、淡いピンク色の花が、ながめ余興場の白壁や渡良瀬川に映える。
夜間は午後9時までライトアップが行われ、夜桜も楽しめる。市観光課によると、週末が見頃のピークで中旬ごろまで楽しめるという。市内では鹿の川沼(同市笠懸町)でもライトアップしている。(7日午後1時10分ごろ撮影)

 
邑楽館林・多々良沼公園

館林市と邑楽町にまたがる多々良沼では2015年、沼1周の散策路5・67キロが整備された。ソメイヨシノ、シダレザクラ、カンヒザクラ、オオシマザクラといった約250本が植えられている=写真。
若木もあるが、浮島周辺は幹が太く、立派な枝ぶり。散策路を歩くと菜の花の甘い香りがする。水面に映るサクラも絶景だ。隣接する県立館林美術館周辺にはサクラの回廊があり、沼東側の通称「桜土手」は道両側に並木約500メートルが続く。(6日午前10時ごろ撮影)

 
前橋・谷地沼親水公園

前橋市の谷地沼親水公園では、見頃を迎えたサクラとシバザクラが美しく競演している=写真。赤城山を望む池にはスワンボートが浮かび、水上からゆったり景色を楽しむ人もいた。
ボートは地域住民でつくる江木町谷地沼グリーンクラブが、この時季に無料で貸し出している。斎藤佐太夫会長は「花びらが池をただよう花筏(はないかだ)も美しい」と話していた。
貸し出しは午前10時~午後3時。子どもは大人の同伴が必要。(7日午後1時50分ごろ撮影)

 
玉村・東部スポーツ広場公園

玉村町の東部スポーツ広場公園はソメイヨシノを中心とした約120本が見頃を迎え、周囲を薄紅色に染めている。ジョギングコースは頭上まで枝が伸び=写真、花のトンネルを歩いているような気分になる。
近くを流れる利根川のせせらぎやウグイスのさえずりが聞こえ、春ムード一色。子供からお年寄りまで多くの人が季節を感じながら、散歩やランニングを楽しんだり、スマートフォンで記念撮影していた。(7日午後1時50分ごろ撮影)

 
館林・東武トレジャーガーデン

シバザクラの名所で知られる、館林市の東武トレジャーガーデンのソメイヨシノが見頃を迎えた=写真。ピンクや赤色のシバザクラを包み込むようにソメイヨシノが立ち並び、花々の競演が来場者を楽しませている。
シバザクラが約20万株、ソメイヨシノは53本ある。担当者は「7年ぶりに見頃が重なった」と話している。(6日午前10時半ごろ撮影)

 
前橋・敷島公園補助陸上競技場

サクラをほころばせる日差しと陽気は、さまざまなスポーツのシーズン到来も告げる。ソメイヨシノを中心に約300本の桜が咲き誇る前橋市の敷島公園では7日、県高校総体に向けて調整に励む陸上部員や、ランニングを楽しむ市民らの姿が見られた=写真。
高崎女高の15人はジョギングや準備体操で体をほぐし、各自の練習に取り組んだ。並木佳乃部長(3年)は「最近は薄着でも短時間で汗をかくし、体を動かしやすい。目標は県総体の陸上で総合優勝すること」と力を込めた。(7日午後1時ごろ撮影)