「ほしいもの日」1月10日 茨城県が制定、日本一アピール

茨城新聞
2023年12月31日

茨城県は1月10日を「ほしいもの日」に制定する。生産量日本一の茨城産干し芋の魅力を広く周知するのが狙い。2024年1月10日に東京都内で発表会を開き、「茨城県ほしいもアンバサダー」のタレント、谷まりあさん(28)らが出演し、県産干し芋の魅力を発信する。

茨城県の2021年干し芋産出額は129億円で、全国(130億円)の99%を占めるが、県外消費者などに知られていないとして、記念日を制定することでアピールする。

発表会は報道関係者向けに開かれ、日本記念日協会(長野県)の加瀬清志代表理事から、大井川和彦知事に記念日登録証が手渡される。協会は「記念日の制定はPR効果が高い。干し芋の認知度向上に期待している」とする。

谷さんと、干し芋愛好家として知られる小松亜子さんを招き、干し芋のPR動画の披露や干し芋の食べ比べなどを行う。1月10日に制定した理由について県は「発表会で明らかにする」としている。

制定記念として、県アンテナショップ「IBARAKAI sense(イバラキセンス)」(東京・銀座)では1月10~14日に干し芋フェアを開催。通常より品数を増やす。

県は毎年1月10日、ほしいもの日に合わせたイベントを開催する考え。県産地振興課は「日本一の干し芋産地として全国の消費者へのPRを一層強化する」と意気込む。