石岡セレクト10品追加認証 特産品ブランド化 線香・お香、玄米も 茨城

茨城新聞
2023年12月28日

茨城県石岡市が市内の特産品などを地域ブランドとして認証する「石岡セレクト」に工芸品や加工品など10品が追加され、同市役所で14日、事業者に谷島洋司市長から認証書が交付された。

新たに選ばれた10品は、ニックン紫山堂(同市小幡)の線香「雅・バイオレットクイーン」「同進物セット」とお香「バラの香」▽カタログハウス(同市小見)の間伐材からできた燃料「ソローのペレット」▽セカンドカフェ(同市石岡)の「大豆入りたがね豆餅」▽池田屋菓子舗(同市府中の和菓子「歴史の里」と「ケーキパン」▽工芸物産(同市高浜)の「焼杉ティッシュ入れ」▽岡田ファーム(同市小屋)の玄米「獅子米・いのちの壱」▽東屋糀味噌店(同市柿岡)の「黒豆味噌」。

玄米で初の認証となった「獅子米・いのちの壱」を生産する岡田ファームの岡田弘さん(64)は「いのちの壱は甘み、粘り、香りに特長があり、大きさもコシヒカリの1.5倍ある。お米のシャインマスカット」と自賛した。線香とお香の計3品が認証されたニックン紫山堂の藤田由香理さん(36)は「石岡で線香を作っている所があることを知らない人も多いと思う。これをきっかけに知ってもらえれば」と販路拡大に期待していた。

石岡セレクトが始まった2020年に認証された21品中、19品が更新となった。市産業プロモーション課では新規認証品を加えた42品のPR活動を今後展開していく予定。