「グリフォン」像お目見え　パトレイバー敵役　茨城・土浦にファン集う

茨城県土浦市ゆかりのアニメ「機動警察パトレイバー」に登場する人間型作業機械(レイバー)の「グリフォン」像が15日、市役所がある同市大和町のウララビル2階に設置された。お披露目会が同日あり、安藤真理子市長ら出席者は「全国からたくさんのファンが来てくれた」と笑顔を見せた。

作中の土浦研究所で造られた敵方レイバーのフィギュアを置き、「聖地」として観光誘客に生かそうと企画。土浦亀城ライオンズクラブ(佐藤三典会長)が賛同し、設定の10分の1サイズ(全長80センチ)の立像を市に寄贈した。佐藤会長は「クラブ55周年記念事業として、市の活性化の一助になればうれしい」と話した。

パトレイバーファンで東京都江東区から訪れた30代女性は「グリフォンが特に大好きで、見るのが楽しみだった。色がただの黒ではなく紫のラメが入っているなど細かい」と見入っていた。茨城県茨城町の公務員男性(36)も「細かく作られていてすごい」と話した。

多くのファンを前にお披露目されたグリフォン像=土浦市大和町

グリフォンが描かれたマンホールカードの第2弾もこの日から配布が始まり、JR土浦駅前の市民ギャラリーには列ができた。