御利益願い、だるま名入れ 茨城・桜川の雨引観音

茨城新聞
2022年12月26日

正月の縁起物、だるまの名入れ作業が茨城県桜川市本木の雨引山楽法寺(雨引観音)で大詰めを迎えている。僧侶たちが家内安全や商売繁盛の御利益を願い、だるまの背に筆で丁寧に雨引観音などと書き入れている。

だるまは一大産地の群馬県高崎市から4千個を取り寄せた。主に高さ12~45センチの9種類があり、色は赤をはじめ、白や金、黄などがそろう。高さ75センチの特注品には発注した企業の名を書き入れた。

僧侶の高嶋晄精さん(44)は「新年は平和で、好景気となり、心豊かな思いになれるよう、皆さまに福を届けたい」と話した。

元日は午前0時から護摩法要を行い、初詣客を迎える。