無線操縦航空ページェント 知久平の夢大空へ 「富嶽」初の本格飛行 太田
上毛新聞
2016年11月7日
「飛行機王」と呼ばれた中島知久平(1884~1949年)の生誕地を舞台にした国内最大規模の無線操縦(RC)航空機模型のイベント、第30回RC航空ページェントが3日、太田市二ツ小屋町の市尾島RCスカイポートで開かれた。全国から約70機の飛行機やヘリコプターが集結。知久平創設の旧中島飛行機が設計したものの、終戦で飛ぶことのなかった幻の六発輸送機「富嶽(ふがく)」も登場した。
「富嶽を飛ばそう会」(正田雅造会長)が製作した「富嶽」は初の本格飛行。やや強い風の中でも力強く大空を舞い、着地も決めて歓声を浴びた。正田会長は「15分の1のスケールで知久平の夢をなんとか飛ばすことができた。先人への感謝の気持ちで実現できた」と喜んだ。
戦闘機など実際の航空機をモデルとした「スケール機」やユニークなオリジナル機も登場した。
【写真】フライトに向かう六発輸送機「富嶽」
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