若手3作家意気込む 守谷アーカス 創作に先立ち歓迎会

茨城新聞
2016年9月3日

国際的に活動する若手アーティストを招き、守谷市を拠点に創作活動を支援する県の「アーカスプロジェクト」で、本年度招かれた作家3人の歓迎レセプションが2日、同市緑の国際交流研修センターで開かれた。

同プロジェクトは、アーティストに長期滞在用の住居とスタジオなどを提供し創作活動を支援したり、地域の人々との交流を目的に1994年から行われている。

23年目を迎える本年度は、過去最多の89の国と地域から656件の応募があった。審査の結果、エルサルバドル出身のエルネスト・バウティスタさん(29)、マレーシア出身のガン・シオン・キンさん(41)、韓国出身のイェン・ノーさん(32)の3人が選ばれた。12月12日まで110日間滞在する。

レセプションでは、橋本昌知事やエルサルバドル大使ら約120人が作家と交流。映像作品に取り組むガン・シオン・キンさんは「働く人を通してその土地を知ることができる作品を作りたい」と意欲を示した。

17日から始まる茨城県北芸術祭は歴代の招聘(しょうへい)アーティストから11人が参加予定。同プロジェクトアドバイザーの南條史生さんは「アーカス出身の作家が多く戻ってきてくれた」と喜んだ。活動の成果は、同市板戸井のアーカススタジオで、11月11日から27日(月曜除く)を予定。

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