取手舞台の映画「レミングスの夏」 主要キャスト発表 主演に前田さん、菅原さん
取手市を舞台にした映画「レミングスの夏」の主要キャスト発表が13日、取手市中央町のボックスヒル取手で開かれ、主演は前田旺志郎さん(15)、菅原麗央さん(13)の2人に決まった。クランクインは18日の予定で、前田さんは「(役名の)ナギはクールでしっかりしているキャラ。自分も現場でみんなをまとめられたらいい」と意気込みを話した。
「レミングスの夏」は取手市在住の江戸川乱歩賞作家・竹吉優輔さんの同名小説の映画化。原作は架空の「富手市」を舞台にしているが、映画は取手市の名称をそのまま使い、ロケも取手市を中心に行われるという。
この日は前田さん・菅原さんのほか、平塚麗奈さん(13)、瑚々さん(11)、桃果さん(15)、遠藤史人さん(13)らが出席。菅原さんは「僕はクラスで学級委員をやったりしているが、(役名の)アキラはリーダーではない。そこを演じ分けたい」と話し、平塚さんは「映画は初めて。体当たりで頑張りたい」と力強くコメントした。
また、茨城の印象を聞かれると、前田さんは「ずっとバスケットボールをやっているのですが、ウインターカップなどを見ていて、(土浦日大高など)強いイメージがある」と返し、会場を沸かせていた。
五藤利弘監督は「素晴らしいキャストに恵まれた。わくわくしている」と話した。今後は10月に取手市で試写会を行い、海外の映画祭への出品も予定。来年初夏に東京で上映する方針だ。
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