《やってみチャオ》織物体験(伊勢崎市) 高機トントン壁掛けに満足

上毛新聞
2016年3月1日

「銘仙織出す 伊勢崎市」。上毛かるたにうたわれる伊勢崎銘仙は、江戸時代に生まれ全国各地に広まった。その銘仙を織った高機を備える「伊勢崎織学」(伊勢崎市上植木本町)を訪ね、高機織物半日体験に参加した。
この日織るのは「絵はがき用壁掛け」。実際に使われていた2台を含め、11台の高機が並ぶ部屋で、まず見本を見ながら好みの糸の色を選んだ。
糸が決まったら、経糸(たていと)の間に緯糸(よこいと)を通し、両足を乗せた踏木を踏み換えて、筬(おさ)を手前に2度「トントン」して糸を整える。再び緯糸を通し、足を踏み換えてトントン。基本動作はいたって簡単。単色の細いアクリル糸で端の部分を1センチほど織った後、太いアクリル糸で本体部分を織る。
初めは頭で考えながら織っていたが、慣れてくるとペースが上がり「どこに飾ろうかな」「どんな絵はがきがあうかな」と考える余裕が出てきた。本紙「ぱれっと」面を見て申し込んだという同市の長谷川美知子さん(58)とのおしゃべりを楽しみながら、「鶴の恩返し」の気分で手足を動かす。
1時間半ほどで50センチを織り上げた。仕上げにふさ結びを作る。自宅に持ち帰って、棒を通す部分をミシンで縫って完成だ。
織学代表の金沢経明さんが、マンツーマンで教えてくれるので初めての人も安心。この日は教室生もいて、作品展に向け、熱心に織っていた。教室は月、火、金曜の9時から12時と13~16時。各コース月2、3回で月謝1500円(材料費実費)。現在の生徒は41人で、ベストやバッグ、ジャケットなど、さまざまな作品を製作しているという。
元来手仕事が好きなのと銘仙を織った高機を一目見たくて参加した織物体験。処女作は大満足の仕上がりとなった。

【メモ】不定期で体験教室を開いており、体験料は作るものによって変わる。次回は26日13時から開催(事前に申し込む)で、絵はがき用壁掛けを作る(1000円)。問い合わせは金沢さん(☎090・3543・1386)へ。

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