紅葉のグラデーション艶やかに 那須塩原「大山参道」

下野新聞
2015年11月21日

 那須塩原市下永田1丁目の大山巌(おおやまいわお)元帥墓所に続く参道、通称「大山参道」で、イロハモミジ約80本が艶やかに色づいている。

 大山は明治期、西那須野地区に開拓農場を開き、同地区の基礎を築いた。死去翌年の1917年、参道とともに並木が整備された。

 イロハモミジは例年、この時期一斉に赤く色づくが、那須塩原市によると「ことしは木によってばらつきが目立つ」。このため緑、ダイダイ、赤色の葉が、色彩豊かなアーケードを作り出している。

 曇天の20日も多くの人が参道を行き交い「きれいなグラデーション」「絵のよう」などと晩秋の錦をめでた。日課の散歩で訪れた大田原市中央1丁目、無職阿見徹(あみとおる)さん(60)は「散り際の赤色も美しい。また足を伸ばしたい」と話していた。見ごろは今月いっぱい。

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