多言語通訳8駅拡充 TX全駅にタブレット

茨城新聞
2018年9月6日

つくばエクスプレス(TX)を運営する首都圏新都市鉄道(東京)は、外国人観光客向けに、タブレット端末を使った多言語通訳サービスをTX全駅で提供する。現在の13駅に加え、8駅でも使えるように拡充した。外国人利用客が増えていることや、2020年東京五輪・パラリンピックを見据え、外国人がより利用しやすくする。

サービスは2015年12月に開始。現在はつくば、守谷駅など13駅の案内カウンターに端末各1台(北千住駅2台)を置いている。

外国人観光客は、駅を利用中に問い合わせしたいとき、案内所に行くと係員が応じる。一定の受け答えは英語でできるが、踏み込んだ質問ややりとりが必要な場合、係員が端末で専門通訳オペレーターにつなぎ、テレビ電話機能で通訳が観光客に説明する。言語は英語・中国語・韓国語・ポルトガル語・スペイン語。

現13駅では月20~30件の利用があるという。主に外国人が多い秋葉原や浅草で使われている。

今回、みどりの駅、みらい平駅を含む8駅で端末を取り入れた。

TXでは「外国人の利用者が増えているという現場からの報告がある。忘れ物やICカード利用の問い合わせが多く、サービス利用でより円滑に対応できれば」と話した。

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