目玉はD51初運行 デスティネーションキャンペーン開幕イベント

下野新聞
2018年3月16日

 【真岡】4月からの大型観光企画「デスティネーションキャンペーン(DC)」に合わせ、市と市観光協会は同月8日、台町のSLキューロク館でオープニングイベントを開く。圧縮空気で約30メートル自走する動態展示整備が完了したSL「D51-146号」(D51)の初運行や、イチゴに関連した企画が目玉。6月までのDC期間中には、こいのぼりを飾る催しなども初開催する。切れ目なくイベントを仕掛け、期間中の誘客促進を狙う。

 15日の定例記者会見で石坂真一(いしざかしんいち)市長が明らかにした。

 D51はキューロク館敷地内西側部分に展示している。市はDCを見据え3月までに、D51用の保存環境向上を目的としたSL形の屋根や動態展示用の約30メートルのレールを敷設するなど整備を進めてきた。

 オープニングイベントでは正午に石坂市長を運転席に乗せ、D51を初運行させる。当日は複数回の運行を予定している。イチゴ関連の催しとして、来場者に市産とちおとめを配布。「いい いちご」の言葉に合わせ午前11時15分に「いちごで乾杯」企画を行うほか、イチゴ関連商品を販売するブースも設置する。

 当日は市内の桜の名所を楽しむ「真岡の1万本桜まつり」の期間中でもあり、イベントと桜まつり会場などを結ぶ無料周遊バスを運行する。

 DCに合わせた初の催しとしては、同月中旬から「真岡こいのぼりフェスタ」を開催。行屋川に約30センチのこいのぼり150匹を約1カ月間飾る。ほかにも、イチゴを使って染め物をするイベントなどを同月以降に開くという。

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