「光」素材に、立体35作品 筑西、原口美喜麿展が開幕

茨城新聞
2015年9月25日

「光の彫刻家」として知られる筑西市出身の現代芸術作家、原口美喜麿(みきまろ)さん(70)=埼玉県吉見町=の企画展「原口美喜麿 動く光のミュージアム」(しもだて美術館、市教委など主催)が、同市丙の同美術館で開かれている。約20年ぶりの故郷での展覧会で、新作を含む35点が展示された。11月15日まで。
原口さんは1945年、旧下館市に生まれ、東京芸術大在学中に「光」を素材とした立体作品に取り組んだ。新たな表現を求めて海外に渡るなど精力的な制作活動に励む。原口さんは「いわばイメージを現実化する作業。作る喜びを、見ていただいた方に分かってもらえれば」と話した。
開館時間は午前10時~午後6時。月曜休館(21日は開館し、24日休館)。入館料一般500円、高校生以下無料。20日午後1時半から学芸員による展覧会ツアーが実施される。先着20人。10月11日には美術館ロビーで「エレクトリック・サウンド・コンサート」も開催予定。

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